「四十肩と五十肩って違うの?」
「四十肩と五十肩ってどんな症状なの??」
って疑問に思いますよね!
どもっ!現役、整形外科クリニック勤務の理学療法士の「うなむ」です。
四十肩と五十肩の違い・・・先にお答えしてしまうと実は・・・どっちも一緒です!!!
「・・・えーーー!?」
と思いますよね。
いや、これには命名したドクターの涙ぐましいエピソードが・・・あるような、ないような(笑)
では、なんで四十肩と五十肩は一緒なのに違う言葉が出来てしまったのか?
をお伝えしつつ、四十肩と五十肩のあれこれもせっかくなのでお伝えしたいと思います。
ですので、この記事を最後まで読んでいただいたら↓の様になってしまうかも?
- つらい四十肩や五十肩の痛みから解放される
- あなたの周りにいる四十肩や五十肩で困っている友人や知り合いを助けることができる!
- 友達や知り合いに四十肩と五十肩の違いをどや顔で話せるようになる(笑)
ではでは、一緒に四十肩と五十肩の世界をのぞきに行きましょう♪
四十肩と五十肩の誕生ヒストリー!涙なしでは語れない(笑)エピソードが!?
ここからは私が聞いた話しになりますので、信じるか?信じないか??はあなた次第!!!
とある整形外科のドクターがいました。
その整形外科のドクターは常々思うことがありました。
その思うこととは、(50代の患者さんで肩の痛みを訴える人が多いなぁ・・・)ということでした。
で、ある患者さんに、
患者:「先生、この肩の痛み、一体何なんですか???」
ドクター「・・・五十肩ですね!」
と言ったそうです。
で、時は流れ40代の患者さんでも五十肩の症状を訴える人が増えてきました。
そこである患者さんに
患者「先生、この肩の痛み、一体何なんですか???」
ドクター「(40代の患者さんに五十肩とは言えない・・・(汗))・・・四十肩ですね!」
と、とっさに言ってしまったそうです。
↑のエピソードが四十肩と五十肩の誕生エピソードらしいです!
私も聞いた話しなので本当か?ウソか?わかりませんが・・・(苦笑)
信じるか?信じないか?はあなた次第!!!(←言いたいだけでございますm(__)m)
↓では、いよいよ、四十肩、五十肩の真相に迫っていきますよ♪
四十肩と五十肩の原因って?
四十肩・五十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と言われています。
「肩関節周囲炎」は、その名の通り、肩の関節の周りが炎症していますよ!というものです。
まぁなんともざっくりしている名前ですよね。
「肩のどこやねん!!!」
と毎回、突っ込みたくなってしまうところなんですが、四十肩・五十肩の原因は、はっきりとわかっていません。
一応、年齢が進むと肩の周りの筋肉やじん帯、関節を包んでいる膜(関節包)が縮んでしまったり、固くなってしまったり。
筋肉・じん帯・関節包が固くなってしまうと動かしたときに傷がついてしまい、炎症を起こしてしまうとされています。
とされているんですが、私の経験上、四十肩・五十肩の原因は、筋力低下です。
「あー!」
と思ったかもしれませんね。
肩って実は浮いています。
骨と骨でしっかり繋がってはいないんです。
では、なんで肩は肩のところにあるのか?
というと、じん帯と筋肉だけで肩ってところにとどまることができています。
つまり、肩の筋肉が弱くなってしまうと、じん帯に腕の重みが・・・。
腕の重みがじん帯にかかると、じん帯がどんどん引き伸ばされてしまいます。
引き伸ばされ続けてしまったじん帯は、「もう限界・・・涙」。
で、じん帯が耐えられなくなってしまうと、負担が来るのが、弱くなってしまった筋肉!
弱くなってしまった筋肉に腕の重みがかかってくると筋肉も「もう限界・・・涙」
限界を迎えてしまったじん帯・筋肉が炎症を起こし、四十肩・五十肩の特徴的なひどい痛み!!!につながってしまうのではないか?
と私は考えていますが、信じるか?しんじない・・・もういいですね(苦笑)
次は、四十肩・五十肩と肩こりの違いについてお伝えしたいと思います。
「肩こりのひどいのが四十肩・五十肩でしょ?」
って患者さんに聞かれることがあるんですが、まったく別物です!!!
四十肩・五十肩と肩こりの違いまとめてみました!あなたの症状ははたして・・・?
四十肩と五十肩の症状は?肩こりとどう違うの?
四十肩・五十肩は、3つの期間に分けることができます。
- 激しい痛みに襲われる「炎症期」
- 激しい痛みが落ち着いてきて固くなってしまう「拘縮期」
- 痛みと固さが取れてくる「回復期」
の3つ!
1つ1つ詳しく見て行きましょう!
激しい痛みに襲われる「炎症期」
炎症期はとにかく痛みます!
特徴的なのが「夜間時痛」と「安静時痛」
「夜間時痛」は、夜寝るときにベッドや布団に横になると痛くて眠れない。とか、痛くて目が覚めてしまう症状を夜間時痛と言います。
「安静時痛」は、何もしていないのに肩が痛い症状を言います。
つまり、炎症期は、何をしてても、何もしてなくても痛い。とにかく痛い!!!そんな状態です。
激しい痛みが落ち着く代わりに固まってしまう「拘縮期」
炎症期に特徴的な「安静時痛」や「夜間時痛」が落ち着いてくると、肩の動きが悪くなっていることに気が付きます。
肩の動きが悪くなってしまう時期を「拘縮期」と言います。
特に、背中に手が回らなくなってしまったり、高いところのものを取ろうとすると肩が上がらなくて取れなかったりします。
安静時痛や夜間時痛は落ち着くんですが、肩を動かしたときの痛みは残ります。
痛みも硬さも取れてくる「回復期」
だんだん動かしたときに痛みも肩の動きも良くなってくる「回復期」
積極的に肩を動かしていくことで治りが早くなります。
↑が四十肩・五十肩の症状になります。
で、肩こりは、姿勢の悪さが原因です。
姿勢が悪いと首肩まわりの筋肉が疲れてしまい、筋肉の疲れが痛みとして表れます。
首肩まわりの筋肉の疲れが「肩こり」の正体です!!!
筋肉が疲れてしまうと、重だるーい感じの痛みが特徴です。
ですので、四十肩・五十肩と肩こりの違いをまとめると
- 夜間時痛
- 安静時痛
- 激しい痛み
- 肩が上がらなくなる
↑の症状がなければ、ただの「肩こり」。
1つでも当てはまれば、四十肩・五十肩の可能性があります。
四十肩と五十肩の対処法!日常生活で気を付ける7つのポイント!
ではでは、四十肩・五十肩になってしまったら日常生活で気を付ける7つのポイントをご紹介します。
- 痛みが強かったら安静に。痛みが治まってきたら徐々に動かしましょう!
- たったそれだけで?四十肩五十肩に良く効く振り子運動!
- 寝るときの痛みを少しでも和らげる!四十肩・五十肩の寝方!
- 痛みをなるべく出さない洋服の選び方・着方!
- なるべく飲みたくはないと思いますが痛み止め、使ってください!
- 早く痛みを取るには病院でのいやーなアレ!
- 痛みが落ち着いて来たら積極的に動かしていきましょう!
1つ1つ見て行きましょう!
痛みが強かったら安静に。痛みが治まってきたら徐々に動かしましょう!
四十肩・五十肩は、ほっとけば治ると周りから言われますが、本当に痛みが強い時は、動かすのは、NG。
なので、できるだけ安静にしてください。
徐々に痛みは落ち着いてくるんですが、なるべく早く痛みを楽にしたいなら近くの整形外科に行ってくださいね!
たったそれだけで?四十肩五十肩に良く効く振り子運動!
振り子運動をご存知でしょうか?
その名の通りなのですが↓の動画をご覧ください。
コツとしては、力をしっかりと抜くこと!
「痛すぎて力なんて抜けないよ!!!」
と思うかもしれませんが、肩の力がしっかりと抜けないと振り子運動は意味がなくなってしまいます。
振り子運動を続けているうちに力を抜くことができてくるので、続けてやるようにしてみてくださいね!
動画の中では、最後の方にペットボトルを使う方法を紹介していますが、痛みが強い時期は、何も持たなくて大丈夫です。
寝るときの痛みを少しでも和らげる!四十肩・五十肩の寝方!
人は寝ていると、実は、床と肩が離れています。
離れていると肩は不安定なので、床と肩とのすきまを埋めます。
次に、クッションをお腹の上に置いてお腹の上のクッションを抱きかかえるように寝ると少し楽になります。
ぜひ、やってみてくださいね!
痛みをなるべく出さない洋服の選び方・着方!
かぶりシャツは、NGです。
できれば、前が開いているシャツを着るようにしてください!
で、痛いほうの腕から袖を通して着てください。
脱ぐときは逆に痛くないほうの腕から脱いであげると、なるべく痛みを出さずに脱ぎ着ができます。
なるべく飲みたくはないと思いますが痛み止め、使ってください!
私、胃腸がとにかく弱くて、ロキソニンを3錠飲んだだけで、胃が荒れます。
そんな、私みたいにロキソニンやほかの痛み止めで胃腸をやられてしまう、あなた!
あまり飲みたくはないと思いますが、あまりにも痛かったら飲んでみてくださいね!
今ならドラッグストアに行けば痛み止めは売っていますし、ロキソニンが効くなら、ロキソニンSもドラッグストアで買えますので!
早く痛みを取るには病院でのいやーなアレ!
はいっ!注射です。
痛みが強い時は、注射が効くことが多いので、痛みが耐えられない!早く良くなりたい!場合は、1本、どうでしょうか?(笑)
痛みが落ち着いて来たら、積極的に動かしていきましょう!
激しい痛みが落ち着いて来たら、徐々に動かしていきます。
ただ、痛みがないからといって、四十肩・五十肩が治ったわけではありません。
激しく動かすとまた痛みがぶり返してしまったり。
なので、自己判断はせずに、専門医に相談してみてくださいね!
四十肩と五十肩はほっとけば治るって言われたけどホント?
「周りの知り合いにほっとけば治るって言われたんですけどね・・・(苦笑)」
ってよく患者さんに言われます。
実際、四十肩・五十肩の多くは、そのうち治ります。
「じゃあ、ほっとけばいいのね♪」
と安心したかもしれませんが、まだ安心はしないでくださいね。
多くの四十肩・五十肩の場合、ほっとけば治るんですが、中には固くなってしまう四十肩・五十肩もあるんです。
固くなってしまう四十肩・五十肩の特徴は、↑で説明させていただいた「炎症期」の痛みが半端ない!!!
「痛みが半端ないって言われても半端ない痛みがどれくらいかわからない!!!」
と思ったと思います。
半端ない!痛み=腕を取ってしまいたいぐらいの痛み
と思っていただけたらと思います。
今、あなたがそんな半端ない!痛みに襲われてしまっていたら、できれば病院に行ってくださいね!
「病院、嫌い!!!」
だと思います。
思うんですが、四十肩・五十肩の半端ない!痛みが治まるまで待ってしまっていると肩がガチガチに固くなってしまいます。
肩がガチガチに固まってしまうと元に戻るまで最低でも半年~1年程度かかってしまいます。
なので、四十肩・五十肩の半端ない!痛みに襲われてしまっているなら早めに病院⇒整形外科にかかってみてください!
で、病院で何するの???
と不安もあると思いますので、簡単に四十肩・五十肩の病院での治療をご紹介しますね!
四十肩・五十肩の病院での治療
簡単に四十肩・五十肩の病院での治療のながれをご紹介します!
- 受付
- 問診表に記入
- 診察
- レントゲン
- レントゲンの確認
- 注射
- 薬
「注射、キライ(涙)!!!」
ですよね。
誰も好きだとは思いませんが、四十肩・五十肩の半端ない!痛みがあると注射、痛くありませんので、打ったほうが楽になる可能性が高いです!
痛みが楽になる可能性が高い!+注射を打つことで炎症を早く抑えることができるので、肩が固くなる程度を抑えることができます。
四十肩・五十肩の半端ない!痛みには、薬も効く可能性があるので、どうしても注射は・・・という場合、薬を試してもらってもいいかもしれません。
四十肩・五十肩の治し方!一瞬で痛みが楽になる?裏ワザをご紹介します!
今回、ご紹介する裏技は、2つ!
他にもいっぱいあるんですが、特に四十肩・五十肩の多くの原因となっている2つの「ある場所」をご紹介します。
その「ある場所」とは・・・、
手の指と足の指です。
「・・・えっ!?」
と思ったと思います。
が、ふざけてません(笑)四十肩・五十肩の患者さんで実践させてもらって50%程度の確率で痛みが楽になっています。
なので、ぜひ、試してみてくださいね♪
では、やり方を↓の動画で確認してください
動画では、「自律神経を整える」方法として紹介されていますが、四十肩・五十肩の痛みを楽にする方法としても効果的です。
手の指だけでも効果あるんですが、騙されたと思って、足の指もやってみてくださいね。
「痛くて足の指は自分ではできない」
という場合、無理してやる必要はありません。
やってもらえる人がいれば、誰かにやってもらうのもありです。
もし手の指、足の指で痛みが変わらなかったら、近くの整形外科で診てもらってくださいね!
四十肩・五十肩は一回なったらもうならないの?四十肩・五十肩の予防法!
昔は、四十肩・五十肩は、一回なったらもうならない!と言われていましたが、何度もなる可能性があります。
事実、私の患者さんで、1度なった患者さんが、何年かしたら、
「先生、また、なっちゃいました・・・涙」
と言って、来てくれることも。
なので、ぜひ、四十肩・五十肩の痛みが治まってきたら、↓の動画の方法を実践してみてください!
↑の動画で紹介されているバンドやチューブは、スポーツショップや100円均一で売っています。
バンドやチューブは、一番、柔らかいものを選んでください。
おそらく、黄色です。
痛みが落ち着いて来たら、トレーニングしてみてください!
四十肩・五十肩の違いのまとめ
いかがだったでしょうか?
四十肩・五十肩の痛みって本当に辛いですよね。
↑の裏ワザのところで紹介した内容は、私が実際に患者さんを見させていただくときに必ずチェックするところです。
ところですし、四十肩・五十肩の痛みの原因の50%程度が↑で紹介した部分であることが多いです。
なので、ぜひ、紹介させていただいたエクササイズ、試してみてくださいね♪
あなたやあなたの周りの方の四十肩・五十肩の痛みが少しでも楽になることを祈っております!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!