「早くぎっくり腰の痛みを楽にしたい!」
「ぎっくり腰の応急処置の仕方を知りたい!」
と思いますよね。
どもっ!現役、整形外科クリニック勤務の理学療法士の「うなむ」です。
ぎっくり腰の痛みは辛すぎるので、なるべく早く楽にしたいですよね。
そこで、この記事では、ぎっくり腰になってしまったときにどうすれば早く痛みが楽になるのか?
ご紹介しています。
プラスして、すぐにぎっくり腰の痛みが楽になるツボもご紹介していますので、ぜひ試してみてくださいね♪
ではでは、ぎっくり腰の応急処置の方法を一緒に見て行きましょう!
ぎっくり腰の応急処置を知ったあなたは・・・
この記事を最後まで読んでいただくと・・・
- ぎっくり腰のひどい痛みから解放され、今より動くことができる
- なんとか日常生活を送ることができる
- 会社の同僚や家族に、「変な歩き方(笑)」と言われずに済む
かもしれません!なので、最後まで読んでくださいね♪
ぎっくり腰の応急処置はまずコレ!アイシングの方法!!!
ぎっくり腰になってしまった初日は、冷やしてください。
大きめの保冷材でもいいですし、氷のうがあれば、氷のうに氷をいれて、ぎっくり腰の痛いところに当ててください。
保冷材にはタオルを巻いてくださいね!
凍傷になってしまうので。
ぎっくり腰の痛いところを冷やしてもらうと、
- ぎっくり腰の強烈な痛みを少し抑えられる
- 無駄な炎症(痛み・腫れ・熱・赤み)を抑えられる
効果が期待できます。
期待できるんですが、実は、アイシングには、やり過ぎてしまうと回復を遅らせてしまう、という側面もあります。
なので、ここでは、なるべくぎっくり腰の痛みを抑えつつ、ぎっくり腰の回復を遅らせない。
そんなアイシングの仕方をご紹介します。
ぎっくり腰の回復を遅らせないアイシングの仕方
- 氷のうや保冷材(タオルを巻いた状態)などを用意します。
- ぎっくり腰の痛いところにあてます。
- 当てているところに少し圧を加えます。(できなければやらなくてOKです。)
- 10分そのままで。
- 20分以上、あてないでください。
1~5を1セットとしてやっても2セットまでにしてください。
やり過ぎてしまうとぎっくり腰の痛いところを修復するための酸素や栄養が届かなくなってしまいます。
酸素や栄養が届かなくなってしまったら、ぎっくり腰からの回復が遅くなってしまいます。
なので、10分以上は保冷材や氷嚢をあてないでくださいね。
大腰筋のストレッチ
「大腰筋・・・?」
って感じですよね。
大腰筋は、腰を安定させる筋肉で、腰骨(腰椎)と太ももの骨(大腿骨)を繋いでる筋肉です。
腰骨(腰椎)についているので、腰痛にかなり関係しています。
ぎっくり腰の中でも、大腰筋が原因のぎっくり腰は、かなり多いです。
で、2,3日して少し動けるようになってきたら、やってもらいたいストレッチが⇩です。
簡単ですよね。
ベッドから足をおろすだけ。
これならぎっくり腰の痛みが少しあってもできると思いますのでよかったらやってみてください!
ただ・・・1つだけ、注意点が!
もし↑のストレッチをやって痛みが強くなるようならすぐにやめてください!
まだストレッチができる状態ではないということなので!
もう少し安静にしていてくださいね!
「安静になんてしてられない・・・」
という場合は、↓の記事をご覧ください
ぎっくり腰の応急処置!楽な姿勢は?
ぎっくり腰の原因として多い「大腰筋」をゆるめる姿勢になります。
椅子や台に足をのせて股を開く 以上
↑のような姿勢です。(股が開かない人形なのですみません。)
足を台にのせるのが大変かもしれませんが、できそうならやってみてくださいね。
どうしても足をのせることができない
という場合は、横向きで寝てもらうと楽ですよ!
横向きに寝て、クッションでも抱き枕でも股の間に挟むとさらに楽です。
枕は絶対に使ってくださいね!
枕をしないと寝返りがつらいです。
ぎっくり腰は寝返りでも痛みが出てしまうので、枕は絶対に使ってください!
立っている姿勢は?
ぎっくり腰になると立っている姿勢は、どうしても痛くて伸びないと思います。
なので、痛みのない姿勢で過ごしてください。
2,3日もすれば、楽になってきます。
痛みが楽になるまでは、痛みのない範囲で、なるべくいい姿勢をしてくださいね。
ぎっくり腰の応急処置としての体操
↓の動画の体操をやってもらうと楽になる可能性があります
痛みが強くなるようならすぐにやめてください!
やってはいけないこと
「ただの腰痛だろう・・・」と思ってやってしまうとさらに痛みが強くなってしまうことも!
ぎっくり腰の初期でやってはいけないことは、ストレッチ・マッサージ・温めるの3つ
1つ1つ見て行きましょう!
ストレッチ
腰痛には効果的なストレッチですが、ぎっくり腰になってすぐ(初日~2.3日)にやってしまうと痛みが強くなってしまうかもしれません。
もしストレッチをどうしてもやりたいなら、2,3日たってぎっくり腰の痛みが治まってきてからにしてください。
で、ストレッチをして痛みが強くなるならすぐにやめてくださいね!
まだストレッチは早い!ってことなので。
マッサージ
腰痛=マッサージ的なところってあるんで、マッサージ屋さんに頼んで悪化させてしまったり、ぎっくり腰の知識がない治療院で治療して悪化させてしまう人、結構、多いです!
ぎっくり腰の痛みがあるところに直接、マッサージは、ほぼ100%、痛みが悪化します!
本当にやめたほうがいいです!
どうしても早く痛みを楽にしたい場合、治療院に行きたくなってしまいますよね。
でも、ぎっくり腰の知識があるか?ないか?はやってみるまで判断できませんよね?
そこで、判断をする方法をご紹介します。
治療院に行って、「そこのベッドに寝てください!」と言われたらすぐに帰ってください!
ぎっくり腰の知識がある治療家は、ぎっくり腰でベッドに寝かせることはありません。(1週間以上経っていれば別です)
なので、もしどうしても早く治したくて、治療院やマッサージ屋さんに頼む場合、参考にしていただければ幸いです。
温める
ぎっくり腰のなりたて(初日~2,3日)は、温めないほうが無難です。
↑で紹介した「アイシング」をまずしてください。
2,3日たって、痛みが楽になってきて、ぎっくり腰の痛みがあるところを触っても熱を持っていなければ温めてください。
温めたほうが早く楽になってきます。
ぎっくり腰の応急処置は病院へ行くべき???
ぎっくり腰は基本的には安静にしていればだんだん良くなってきます。
普通のぎっくり腰なら良くなってくるんですが、↓のような症状がある場合、病院にいくのをお勧めします
- 腰から足にかけてしびれる
- 足の感覚が鈍い
- 高いところから落ちてぎっくり腰になった
- 1週間たっても痛みが変わらない
こんな症状がある場合、普通のぎっくり腰ではないかもしれません。
近くの整形外科にかかってみてくださいね。
ぎっくり腰になったら気を付けたほうがいい10のこと
- せき、くしゃみ
- 歯磨き
- 洗顔
- うつぶせに寝る
- やわらかい敷布団で寝る
- トイレでの力み
- 床からのかばんや荷物の持ち上げ
- 同じ姿勢による長時間作業した後の瞬間
- 急に横を向いたり立ち上がり
- 誰かとぶつかるなどの事故
ぎっくり腰を再発させる原因!5選!
- 腰痛もち(ヘルニアなど)
- 風邪やインフルエンザ
- 慣れないスポーツのあとや体に疲れがたまっている状態
- 短期間での急激な体重の増加(2~3kg程度)
- 過労・オーバーワーク
ぎっくり腰って救急車、呼んでいいの???
「痛くて動けない・・・」
って初めてなったら、(どうなっちゃうの・・・?)と心配になってしまいますよね。
でも、ぎっくり腰は動けないかもしれませんが、命に心配はありません。
なので、救急車は控えたほうが無難です。
おうちでなったなら痛みのない姿勢でいていただければ大丈夫ですが、外でぎっくり腰になってしまったら、どうしていいかわかりませんよね?
そこで、外でぎっくり腰になってしまったらどうすればいいのか?ご紹介します
もし外でぎっくり腰になってしまったら・・・
外出中にぎっくり腰になってしまった時の、注意点をご紹介します
まずは安全なところに
あたりを見回して、座れるところを探してください。
公園のベンチでもちょっとした壁なんかでもいいので、寄りかかれるところで楽な姿勢を探してくださいね
予定があったら連絡を
約束の時間がある場合、まずは先方に連絡を入れて説明をしてください。
もし代わりに行ってくれる方がいるならその方に連絡をするのもいいと思います。
整形・ドラッグストア コンビニが近くにあったら
安静にして少し楽になってきたら、あたりを見回してコンビニがあるなら、アイスパックを買って冷やしてください。
ドラッグストアなら痛み止め・湿布・腰痛ベルトを買って使ってもらうと少し楽になりますよ。
整形外科なら、先生の指示に従ってください!
コルセット(腰痛ベルト)って効くの?
もし、今、近くにあるなら、使ってもらうと楽になりますよ!
コルセット(腰痛ベルト)は、腰を安定させてくれるので、楽になります。
ただ、買いに行くことはおすすめしません。
無理に買いに行ってぎっくり腰の痛みが強くなってしまった・・・!
なんてこともあるので、今、手元にないなら買いに行かなくてもいいですよ。
安静にしていましょう!
ぎっくり腰の応急処置!ツボって効くの???
ぎっくり腰の応急処置でツボ、なかなか効きますよ!
鍼灸師ではないので、ツボの名前まではわからなくてすみません。
患者さんにやってもらっている方法をご紹介しますので、ぜひ、やってみてくださいね♪
もし、痛みが強くなるようならすぐにやめてください!
ぎっくり腰の応急処置!まゆげつまみ
眉毛の部分をつまんでもらって、30秒から1分程度そのままいてください
これで背中側が原因のぎっくり腰なら楽になると思います。
ぎっくり腰の応急処置!鎖骨の付け根
鎖骨の付け根部分を押してもらうと、ぎっくり腰の原因がお腹側にある場合、楽になります。
押す時間は、30秒から1分程度でOKです。
ぎっくり腰の応急処置!目の下
画像の赤丸の部分を少し痛いぐらいの力で30秒から1分程度押してみてください。
2人でやるぎっくり腰の応急処置!足指もみ
一人だと足まで痛くて手が届かないと思います。
パートナーがいる場合、足の指を腰に響かない範囲で、回したり、爪を押したり、するとぎっくり腰の痛みが楽になります。
患者さんにやってもらって効果がある方法なのでぜひやってみてくださいね!
ぎっくり腰の応急処置で湿布は?
初日~2,3日は、冷湿布を貼ってください!
2,3日過ぎて少し楽になってきて、ぎっくり腰の痛みがあるところを触っても熱をもって痛かったら温湿布を張ってもらうともう少し楽になりますよ!
ぎっくり腰の応急処置でお風呂にはいれば楽になる???
初日~2,3日は、湯船には浸からず、シャワー程度に済ませておいたほうが無難です。
無理に入って、ぎっくり腰の痛みが強くなって、湯船から出られなくなってしまったら大変ですからね!
2,3日過ぎて、ぎっくり腰の痛みがある部分に熱を持っていなかったら、湯船に使ってもらうと少し楽になります。
試してみてくださいね♪
ぎっくり腰の応急処置のまとめ
いかがだったでしょうか?
初日~2,3日にぎっくり腰の痛みが早く良くなるための方法をご紹介させていただきました。
↑の方法をぜひやってみて少しでもぎっくり腰の痛みを楽にしてくださいね!
あなたのぎっくり腰が、早く良くなることを祈っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました!