「ぎっくり腰になったけどお風呂に入っていいの?」
「腰が痛いときはお風呂で温めたほうがいいって聞いたけどぎっくり腰でも大丈夫?」
と思いますよね。
どもっ!現役、整形外科クリニックで勤務している、理学療法士の「うなむ」です。
今回は、ぎっくり腰になったときにお風呂に入ったほうがいいのか?ダメなのか?
お伝えしたいと思います。
で、それだけでは専門家として物足りないので、ぎっくり腰の痛みを少しでも楽にする方法をご紹介したいと思います。
なので、ぜひぜひ、最後まで読んでくださいね♪
ぎっくり腰になったらお風呂に入っていいの???
結論から言いますと、ぎっくり腰になったらお風呂に入るのはやめておいたほうが無難です。
普通のぎっくり腰の原因は、筋肉が傷ついて炎症を起こしている状態です。
炎症を起こしてしまっているときに、温めてしまうと、痛みがさらに強くなってしまうかもしれません。
今以上の痛み、想像がつきませんよね。
ただでさえぎっくり腰の痛みは辛いのに。
さらに、お風呂に入っているときに痛みが強くなって、お風呂から出れなくなってしまうこともあるかもしれません。
そうならないためにも、ぎっくり腰初日~3,4日は、シャワー程度で済ませて、なるべく温めないほうがいいかと思います。
ぎっくり腰はいつからお風呂に入れるの?
「風呂に入らないとなんだか気持ちが悪くて・・・」
とお風呂に入らないといられないってこともありますよね。
できるなら早くお風呂に入りたいことと思います。
そこで、ぎっくり腰になってからいつお風呂に入ることができるのか?わかりやすい判断基準を用意しましたのでご覧ください。
お風呂に入れる判断基準
通常、1週間ぐらいするとぎっくり腰の痛みはだいぶ落ち着いてきます。
1週間ぐらいたてば、お風呂はおそらく問題なく入れると思います。
(痛みがぶり返す可能性もありますので入るか?入らないか?の判断はご自身で。)
でも、「1週間も待ってられない」、「もっとわかりやすい判断基準が知りたい」
と思うところですよね。
そこで、お風呂に入っても(おそらく)大丈夫!という判断基準をご用意しました。
お風呂に入っても(おそらく)平気!という状態を判断するには
- 炎症を抑える薬を飲む
- 痛いところに触る
をしてもらえば判断が簡単にできます。
1つ1つ、詳しく見て行きましょう!
炎症を抑える薬を飲む
炎症を抑える薬で、有名なのが、「ロキソニン」ですよね。
他にも「バファリン」や「イブ」などの市販薬でもOKです。
いわゆる「痛み止め」を飲んでもらうと、炎症が起きているのか?いないのか?すぐにわかります。
炎症が起きていなければ、「痛み止め」を飲んでもぎっくり腰の痛みが変わりません。
つまり、炎症を起こしていない!と判断することができます。
痛み止めを飲んでもぎっくり腰の痛みが変わらなかったら、お風呂に入っても大丈夫!かもしれません。
が、お風呂に入って痛くなる可能性もあるので、判断は慎重に行ってくださいね。
痛いところを触る
炎症を起こしていると、必ず「熱」を持ちます。
痛いところを触ってもらって熱を持っていなければ、炎症が収まっているかもしれません。
ぎっくり腰の痛みを少しでも楽にする方法
つらいぎっくり腰の痛み、少しでも楽にしたいところですよね。
私が今、勤めているクリニックでの治療方法で、私がぎっくり腰になった時になんとか歩けるレベルまでなった方法をご紹介したいと思います。
痛み止めを飲む
私が勤めているクリニックでは、「ロキソニン」を処方されます。
この「ロキソニン」が効くんですよね。
もし、「忙しくて病院に行けない・・・」
という場合は、薬局で買える「ロキソニンS」も同じなので、良かったら試してみてくださいね♪
でも、ぎっくり腰には、普通の筋肉が原因ではないものもあるので、できるなら整形外科に一度、かかることをお勧めします。
ベルトを巻く
ベルト、かなり助かります。
普通のぎっくり腰の原因となっている筋肉は、腰を安定させる筋肉なんです。
つまり、動いているときは常に働いています。
なので、動くたびに痛みが出てしまいます。
そこで、ベルトを巻くことで、ベルトが腰を安定させてくれるので、痛みが少し楽になるんです。
自宅でぎっくり腰を楽にする方法
「どうしても病院に行けない・・・」
という場合、応急処置的にやってみてください。
ただ↓にお伝えする方法をやってみてもぎっくり腰の痛みが変わらないこともあります。
変わらなかったら一回、整形外科にかかってくださいね。
痛みが強くなるようならすぐにやめてください。
では、行きます。
深呼吸をする
楽な姿勢でいいので、鼻から吸って、口から吐く、深呼吸を1分程度してみてください。
深呼吸をするとき、お腹に手を当てて、お腹が動くのを感じてください。
お腹が動くのを感じられれば、うまくできています。
ぎっくり腰の原因筋である、「大腰筋」は横隔膜という呼吸の時に働く膜にくっついています。
なので、深呼吸をしてしっかり横隔膜を動かすことができれば、ぎっくり腰の原因筋である「大腰筋」を緩めることができます。
痛みが強くなられければ、ぜひ、試してみてくださいね。
おしりマッサージ
座ってやります。
写真のように足を広げられれば広げてください
おしりの筋肉をがしっと掴んで、回すように動かしてください。
おしりマッサージをすることで、腰回りの筋肉を緩ませることができます。
腰回りの筋肉が緩むことで痛みが楽になるので、ぎっくり腰の痛みと相談しながらぜひやってみてください。
痛みが強くなるようならすぐにやめてくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ぎっくり腰をやりたては、お風呂は入らないほうが無難です。
痛みが強くなってしまう可能性があるので。
3日もすれば、ぎっくり腰の痛みは落ち着いてきます。
どうしてもお風呂に入りたかったら、
- 痛み止めを飲んでも変わりないか?
- 痛みがあるところを触っても熱を持っていないか?
確認してから、入るようにしてください。
もし、お風呂に入って痛みが強くなるようなら、すぐに出て、安静にしてくださいね。
できるなら、病院に行って診てもらうことをおすすめします。
あなたのぎっくり腰が少しでも早く楽になるようにお祈りしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!