「ぎっくり腰になったら、整体???」
「ぎっくり腰になっちゃったけど、どこに行ったらいいの???」
と思いますよね。
どもっ!現役、整形外科クリニック勤務の理学療法士の「うなむ」です。
ぎっくり腰になったら、整体に行けばいいのか?整骨院(接骨院)に行けばいいのか?
はたまた、整形外科(病院)に行けばいいのか?
迷ってしまいますよね。
結論から言ってしまうと、ぎっくり腰になってしまったら、すぐに整体(カイロ)にはいかないほうが無難です。
「じゃあ、どこに行けばいいの?」
と思うと思います。
そこで、ぎっくり腰になったらまずどこへ行くべきなのか?
ご紹介したいと思います。
それだけでは、専門家として、物足りないので、私がぎっくり腰の患者さんに行っているぎっくり腰の痛みを和らげる方法もご紹介しますね。
なので、ぜひ最後まで読んでください♪
ぎっくり腰になったらまずどこに行くべきか???
ぎっくり腰になったらまず行くべきは、「整形外科」です。
「・・・整形外科に勤めてるからでしょ?」
と思われると思います。
が、違います!
ちゃんと理由があるんですよ!
ぎっくり腰になったら整形外科に行ったほうがいい理由
ぎっくり腰といっても、原因はさまざまなんです。
普通のぎっくり腰、つまり、筋肉が原因のぎっくり腰であれば、いいんですが、筋肉が原因でないぎっくり腰もあるんです。
例えば、脊柱管狭窄症とか腰椎椎間板ヘルニアとか坐骨神経痛とか。
脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛の場合、ちゃんと治療をしないと痛みが良くならなかったり、良くならないならまだ良くて、さらに悪化させてしまうこともあるんです。
なので、一度、整形外科に行って、レントゲンを撮ってもらって、ドクターに「問題ないですね」と言われてきてください。
その後に、整体(カイロ)でも整骨院(接骨院)でも、好きなところにいってください!
と言っても、どこへ行ったらいいのか?わからないですよね。
なので、ここからは、整体(カイロ)、整骨院(接骨院)、整形外科(病院)のメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
整体のメリット!デメリット!
バキバキやるイメージのある整体(カイロプラクティック)ですが、メリット、デメリットをご紹介したいと思います
整体のメリット
薬を使わない
薬を使わないので、薬の副作用の危険がありません。
背骨を中心とした骨格の歪みを調整し、神経と体の構造のバランスを整えて自然治癒力を高めることができます
様々な症状の改善が期待できる
腰痛改善だけでなく頭痛や肩こり、手足のしびれ、姿勢や骨格の歪みの改善や内臓機能の活性化、リラクゼーション効果など、多様な効果が期待できます。
整体のデメリット
治療費が高額
整形外科と違って、保険が使えないので、自費になってしまいます。
時間は40分~60分と長いですが、1回の治療費が、だいたい5000円程度。
治療院選びが難しい
日本の整体(カイロプラクティック)は、国が定めている資格ではありません。
なので、整体師の方で、知識や経験はさまざま。
WHOガイドラインでは教育基準が示されており、解剖学、病理学、神経学、生理学、診断学などの医学基礎を最低4年間4200時間以上、学ぶ必要がある!となっています。
が・・・
日本の整体の場合、1年程度で資格が取れてしまうのが現状です。
ということは、しっかりとした知識のないまま、開業出来てしまうということ。
ちょっと怖いですよね。
そこで、安全な整体院の選び方としては、
- 同世代の知り合いが行ってよかったよ!という口コミを聞くまでいかない
- バキバキやる所にはいかない。
- 開院してすぐのところにはいかない
があなたの体を守るためには大事になってきます。
補足ですが、整体(カイロ)って、急にバキッ!とやるイメージが強いと思うんですが、近年、バキッ!とやる方法が、危険じゃないか?という流れになってきています。
特に首に対しては、ほぼやっちゃダメ!つまり、禁忌となっています。
以下に厚生労働省の一文を引用します。
(2) 一部の危険な手技の禁止カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頚椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。 |
引用元サイト:厚生労働省 医業類似行為に対する取扱いについて
もし、カイロプラクティックを受ける際は、はじめに「首だけは絶対にやらないでください」と伝えておいたほうが無難です。
整骨院(接骨院)のメリット!デメリット!
整骨院(接骨院)は、柔道整復師という国会資格を持っている方が開院している治療院のことを言います。
「骨折、脱臼、打撲、ねんざ、挫傷」の施術を健康保険を用いて行うところです。
と言っても、「骨折、脱臼」は、整形外科でしっかりレントゲンを撮ってもらって整復したほうが、よろしいかと思います。
整骨院(接骨院)のメリット
国会資格をもっている柔道整復師の方が、しっかりと診てくれるので、安心です。
整骨院(接骨院)のデメリット
場合によっては高額
整骨院(接骨院)が治療できる範囲は、「骨折、脱臼、打撲、ねんざ、挫傷」が治療範囲となっています。
ぎっくり腰は、基本、整骨院でも、保険を使えます。
使えるんですが、整骨院は、保険や時間の関係上、全身を見ることができません。
なので、「全身をみるなら自費で」となってしまうこともあります。
他にも、ぎっくり腰がなかなか治らない場合、保険での治療ができなくなってしまうこともあります。
ぎっくり腰の治療が長引くようなら、一度、相談してくださいね。
整形外科(病院)のメリット!デメリット
医師がいる病院で、整形外科の専門医がいるところが整形外科です。
整形外科(病院)のメリット
医師にしかできないことができるのが強みで、
- レントゲン
- 薬の処方
- 画像が診れる
- 注射 など
は医者にしかできません。
普通のぎっくり腰かと思ったら、ヘルニアだった・・・。
なんてことは良くあることです。
たかが、ぎっくり腰と思わず、一回、整形外科にかかってレントゲンを撮ってもらったらほうが安心ですよ。
整形外科(病院)のデメリット
対処療法になってしまいがち
基本的な整形外科の治療の流れは
診断⇒注射⇒薬⇒機械での治療となってしまいがちです。
しまいがちなんですが、私と同じ理学療法士や柔道整復師がいる整形外科のクリニックでは、個別にリハビリを受けることができます。
最近では、理学療法士や柔道整復師がいるクリニックが増えてきているので、一回、調べて行ってみるのもいいかもしれませんよ
ぎっくり腰を少しでも楽にする簡単な方法
お待たせしました!お待ちかね?のぎっくり腰の痛みを少しでも楽にする方法のご紹介です。
まずはこちらの動画をご覧ください。
「こんな簡単な方法でぎっくり腰が楽になるの???」
と思われたかもしれません。
が、ぎっくり腰の痛みが楽になる方が結構います。
なので、ぜひやってみてくださいね。
注意点は、
- 絶対に無理はしないこと。
- やっている途中に痛みが強くなったらすぐにやめる。
上の2つは絶対に守ってください!
なんでたったこれだけで痛みが楽になってしまうのか?は、自宅でできるぎっくり腰の治し方的な記事を書いたらご紹介します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私のぎっくり腰の治療でおすすめは
- まず整形外科に行って問題があるか?ないか?確かめる
- 薬やベルトで様子をみる
- 痛みが楽になってきたら治療院で治療する
が私のおすすめなぎっくり腰の治療です。
ぎっくり腰はクセになる!と言われていますので、楽になったからいいやではなく、今後ならないために今のうちに治療をしておくことをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
あなたのぎっくり腰は少しでも楽になるようお祈りしています。