「枢」(くるる)
1. 音読み・訓読み
- 音読み: スウ
- 訓読み: くるる(まれに用いる)
2. 成り立ち
「枢」は形声文字です。偏(左側の「木」)が音を表し、旁(右側の「区」)が意味を表します。「木」は木材の意味があり、「区」は区分・区切りを表します。この組み合わせから「枢」は「扉を開け閉めするための中心的な部分(枢軸)」の意味を持ちます。
3. 漢字構成
「木へんに区」です。木は木材、区は区切りの意味を表し、全体で中心的な役割を持つ構造物を指します。
4. 発音
日本語での発音は「スウ」ですが、英語では「shū」(しゅう)などと発音されることがあります。
5. 意味
「枢」には以下のような意味があります。
- 扉の蝶番の部分
- 重要な役割を果たす部分や人物
- 中心的な場所
6. 言葉一覧
- 枢軸(すうじく)
- 枢要(すうよう)
- 中枢(ちゅうすう)
- 枢密院(すうみついん)
7. 例文
- 「彼はこのプロジェクトの中枢を担う人物だ。」
- 「国家の枢要な機関で働く。」
- 「枢軸国と連合国の対立が戦争の火種となった。」