佃（にんべんに田）とは？佃（にんべんに田）の読み方や意味、成り立ちは？使われている言葉と例文も

漢字「佃」の情報

音読み: でん
訓読み: つくだ

成り立ち:
漢字「佃」は、形声文字です。「佃」の右側は「田」で、左側の「イ」は人を示す偏旁です。田んぼや農業に関わる意味を持つ「田」に、ヒトの偏旁が付くことで、人が田んぼを耕すことを示します。

漢字構成:
人偏（イ）＋ 田（た）

発音:

• でん
• つくだ

意味:

1. 耕作地、田畑
2. （佃煮の由来）江戸時代、漁民が住んでいた地域の名前（佃島）から派生した言葉

言葉一覧:

1. 佃煮（つくだに）
   魚介類や昆布、貝などを醤油や砂糖で甘辛く煮詰めた食品。

2. 佃田（でんた）
   開墾して田畑にした土地。

3. 佃村（つくだむら）
   江戸時代に存在した、現在の東京都中央区の一部にあたる地域。

4. 佃島（つくだじま）
   東京都中央区にある埋立地で、江戸時代に大阪の漁民が移住した場所。

5. 佃流し（つくだながし）
   江戸時代に行われた、佃島の漁民が魚を供給するための方法。

例文:

1. 江戸時代から伝わる佃煮は、ご飯のお供にぴったりです。
2. 佃島の住民たちは昔から漁業で生計を立てていました。
3. 彼は祖父から受け継いだ佃田で米を作り続けています。